【第3回】ステアリングコミッティ会合開催
2025年12月、第3回目となるステアリングコミッティ会合を開催し、2025年度 政策提言テーマとして掲げている、「テーマ2:国内プラスチックの再生利用、拡大に向けた施設整備や市場の将来性」の最終報告を行いました。

◾️報告サマリー
本会合では、国内プラスチックのマテリアルリサイクルの大幅な拡大と、2030年までの回収量・再生利用量倍増に向け、その「経済波及効果と事業採算性」を分析し、課題解決に資する法制度および投融資機会の創出について具体的提言を行いました。
【リサーチの概要】
2030年までに国内で約200万トンの処理能力増強を行うシナリオを策定し、その課題の特定、経済波及効果と事業収支の両面からシミュレーションを実施しました。
【課題認識】
感度分析の結果、事業の持続可能性を左右する最大の要因の判明。投資回収の困難性、制度面、資金調達のハードル等。
【経済波及効果】
施設整備や運営を通じた経済波及効果を試算。また、現在は海外製に依存しているリサイクル設備の国産化による経済効果と雇用創出を試算。
【事業採算性】
個別の事業収支シミュレーションを実施。
◾️ステアリングコミッティ構成員
|メンバー(氏名50音順・敬称略)
・鎌形 太郎(一般社団法人プラチナ構想ネットワーク 事務局顧問)
・土本 一郎(一般社団法人プラスチック循環利用協会 専務理事)
・馬場 賢治(三井住友フィナンシャルグループ社会的価値創造推進部 部長)
・藤井 崇(TOPPAN株式会社 生活・産業事業本部 SX推進センター SX事業開発本部 新事業開発推進部 主席研究員)
・夫馬 賢治(株式会社ニューラル 代表取締役CEO、一般社団法人資源循環推進協議会理事)
・馬奈木 俊介(九州大学主幹教授)
|オブザーバー(組織名50音順・敬称略)
・環境省 環境再生・資源循環局 資源循環課 容器包装・プラスチック資源循環室 主査 岡林 正行
・経済産業省GXグループ資源循環経済課 課長補佐 岡田 時房
・経済産業省GXグループ資源循環経済課 係長 福村 健太
・株式会社日本総合研究所 リサーチ・コンサルティング部門 サステナブル社会デザイングループ シニアコンサルタント 中村 浩俊
・株式会社日本総合研究所 リサーチ・コンサルティング部門 環境・エネルギー・資源戦略グループ マネジャー 小北 順平